2008年02月14日

レーシックとは?

レーシック(LASIK)とは、「Laser in situ Keratomileusis」の略称です。これは、キリシャ語で「Keratos」は角膜、「Mikeusis」は修正するという意味で、レーシックを直訳すると、「レーザーで角膜を調整する」ということです。実際のレーシックも、視力を矯正するために、レーザーを使用する治療方法です。メガネやコンタクトレンズに代わる、第3の視力矯正法として、注目を浴びています。手術の時間は両眼で15~20分ですが、その内レーザーの照射時間は数十秒程度で、最先端の医療技術といわれています。手術と言っても、ほとんどの専門病院で日帰り手術が可能で、両眼・片眼どちらでも手術が可能です。

近視や遠視とは、眼に入る光の屈折異常によって焦点が合わないピンボケしている状態です。メガネやコンタクトレンズはレンズを使用して、光の屈折を修正し、焦点を合わせて見えるようにします。それに対しレーシックは、眼の角膜を切開し、めっくた部分にレーザーを照射することで、屈折を変えて焦点を合わせます。メガネやコンタクトレンズのように、眼に何かを装着するのではなく、レーシックは、眼自体を矯正することで、裸眼での視力を回復させることができます。

レーシックは、眼に直接レーザーを当てることから、受けてみたいけれど、心配や不安、疑問などがある人は多いと思います。しかし、正しく理解し、治療をしっかり行えば、安全性が高く、効果的な治療方法です。レーシックは、全世界で毎年数百万人が受けており、欧米では、ごく一般的な治療となっています。日本でも、2000年に厚生労働省に認可され、年々レーシックを受ける人が増えてきています。

レーシックの歴史と実績

レーシックの歴史は、1963年にコロンビアの眼科医により開発されたケラトミレイシスという視力矯正手術から始まります。その後、1975年にアメリカの会社で産業用のエキシマレーザーが開発されました。それから、産業用から医療用への開発が始まります。1980年代から眼科臨床への応用研究が行われ、1990年にレーシックが完成しました。レーシックの手術は1990年ギリシャで初めて行われました。アメリカでは、1995年にFDA(米国食品医薬品局)によってエキシマ・レーザーの使用が認可され、それ以降急速に普及していきました。現在では、アメリカ国内で年間100万件以上のレーシック手術が行われています。レーシックはアジア各国でも注目され、韓国、台湾、シンガポールなどでは、日本よりも早くレーシック手術が開始されました。

日本では、1998年に認可され、2000年に現在の厚生労働省である厚生省が製造承認し、エキシマ・レーザーによる近視治療の安全性が認められました。しかし、日本では、認知度が低く、手術ということで抵抗があったためか、アメリカなどに比べると、手術を受ける人は少なく、2000年にレーシック手術を受けた人は2万人ほどでした。現在、日本では、高い安全性が認められ、レーシックの人気は高くなっています。その一方で、レーザー治療についての不安も根強く残っていますが、レーシック手術はスポーツ選手などの多くの有名人や著名人も受けていることで、知名度が高まり、また、費用もリーズナブルになったため、治療を受ける日本人は年々増加傾向にあります。

レーシックのメリットと効果

レーシックの一番のメリットは、メガネやコンタクトレンズを着けたり、手入れをするなどのわずらわしさがなくなることではないでしょうか。また、手術後は裸眼で過ごすことができるので、眼への負担が減り、メガネなどが原因で起こる肩こりや頭痛から開放されます。手術の費用は、高額に感じますが、メガネやコンタクトレンズの交換や購入、ケア用品を継続的に購入することを考えると、リーズナブルなのです。レーシックは、厚生労働省が認可しており、手術時間も短く、入院する必要はありません。視力の回復が早く、長期的に安定するのも特徴です。

レーシックの効果ですが、レーシック手術を受けると、ほとんどの人は、メガネやコンタクトレンズを着けていた時と同じくらいの視力に回復します。回復する視力に個人差はありますが、裸眼で生活できる程度の視力には回復するようです。視力が安定するまでは、一時的にドライアイのようになったり、視力が不安定になることがありますが、数ヶ月から1年程度で落ち着きます。レーシック手術は、裸眼自体の視力を回復させる治療方法なので、術後の眼のケアや生活の仕方によって、視力を半永久的に維持することが可能です。メガネやコンタクトレンズを使用していたときのように、だんだんと視力が低下していくことはありますが、効果が突然なくなることはありません。レーシック手術による視力回復の効果がどのくらい出るかは、事前の検査の結果から、予測することが可能なので、病院の医師に相談しましょう。

レーシックのリスクと安全性

レーシックは、アメリカでは、世界で最も厳しい安全基準を持つといわれるFDA(米国食品医薬品局)がエキシマ・レーザーによる視力矯正手術を認可し、他にもASCR(米国白内障屈折手術学会)やAAO(米国眼科学会)、アメリカ国防総省の医学委員会で安全性がさらに証明されています。アメリカでは、メガネやコンタクトレンズと同様にレーシックは、視力回復の治療方法として、認知されています。また、日本でも、厚生労働省がエキシマ・レーザーによる視力矯正手術を認可、安全性が確認されています。

レーシックの安全性は確認されていますが、手術である以上、リスクが全く無いわけではありません。レーシック手術で、エキシマ・レーザーで削った角膜は、二度と元には戻りません。また、術後の長期的なデータがないので、何十年後にトラブルが発生する可能性もあります。視力の矯正度数が目標値に達しないことがあります。特に強度の近視の場合その傾向があるようです。レーシックによって、どのくらいの視力矯正が可能か、事前の検査である程度予測することは可能ですが、実際にどの程度回復するかは、手術をしてみないとわからないのが本当のところです。また、原因ははっきりしていませんが、時間が経つにつれ、近視が戻ってしまう場合があります。近視が戻ってしまった場合、再手術を無料で行う病院もあります。

レーシックの術後、視界がぼんやりしたり、眩しく感じる「ハロー・グレア現象」や角膜の感度が鈍り、瞬きが減ることで起きる「ドライアイ」などの合併症を起こす場合があります。しかし、これらは、しっかりと対応すれば、ほとんどが治る症状です。また、病院の医療機器や医師の技量によって、不正乱視や上皮剥離などの症状を引き起こす場合があります。このようなリスクを防ぐためにも、実績があり、設備が整った医院を探すことは大切です。レーシックには、メリットもありますが、リスクもあることを充分理解し、レーシックを受けるかどうか判断することが必要です。

レーシックに向く人・向いていない人

レーシックは、希望者全員が受けられるものではありません。事前の適応検査で何かしらの問題があった場合、手術を受けることができません。実際に、4~5人に1人の割合でレーシックを受けられない人が出てきています。レーシックの向く人・向かない人は、使用しているレーザーなどの違いから、病院・クリニックによって異なる場合がありますので、レーシックを受ける場合、複数の病院で判断を受ける方が賢明といえるでしょう。


【レーシックに向いている人】
60代以下で近視、遠視、乱視の人や、近視の視力度数が1年以上安定している人、強い近視でも角膜が厚い人などは、レーシックに向いています。メガネやコンタクトレンズを使用することで、頭痛や肩こり、ドライアイ、アレルギーなどの症状が出たり、視力の矯正が充分にできない、左右の視力に差があって矯正が難しい場合などは、レーシック手術を受けることをおすすめします。また、マリンスポーツを楽しみたい人やメガネやコンタクトレンズの装着を負担に感じている人も向いていると言えます。

【レーシックに向いていない人】
まず、未成年は眼球が成長過程にあるので、受けることができません。逆に、高齢者の場合、老眼は、レーシックでは治せないので、向いていません。白内障や緑内障、重度のドライアイなどの眼の疾患がある場合は、手術によるリスクが大きいため、糖尿病や神経疾患、肝炎などの内科的疾患がある場合は、角膜の再生・治癒が遅いためレーシックを受けることができません。また、妊娠中・授乳中の人や、角膜異常がある人もレーシックには向いていません。


職業の中には視力の制限があるものがいくつかあり、レーシックによる矯正が認められているものと、認められていないものがあります。レーシックによる矯正が認められている職業は、大型車やタクシーなどの運転をする職種や消防士、警察官、自衛官などの公務員、看護婦、客室乗務員、競艇、競馬騎手などです。パイロットはメガネやコンタクトレンズでの視力矯正は認められていますが、レーシックでの矯正は認められていません。しかしこれは、日本でのことで、アメリカのパイロットは、レーシックでの矯正は認められており、今後、日本でもレーシックが認められる可能性があります。

レーシックにかかる費用

レーシックにかかる費用は、クリニックによって、かなりの差があるのが現状です。低価格では20万円前後、高価格では、50万円を越えることもあり、院長が執刀する場合は追加費用がかかるクリニックもあります。しかし、費用が高いから信頼できるというわけではなく、安くても信頼できるところもあります。レーシックの費用には、手術費用の他に、事前検査費、処方薬費、定期健診費、交通・宿泊費、再手術費などがあります。

事前検査費は、無料で実施しているクリニックが多くあります。処方薬費、定期健診費などは、手術費に含まれている場合があります。交通・宿泊費は、遠方から来院する場合、交通費や宿泊費の一部を負担してくれるクリニックがあります。再手術費については、アフターサポートのひとつとして、行っている場合が多く、期間が設けられているところと、生涯保証のところがあります。費用はどこの項目に何がどのくらい含まれるかなどは、クリニックによって異なります。事前に確認することが大切です。

レーシックの手術を受けるには、手術の前の事前検査、手術、翌日の健診、その後の数回の定期健診と、数回の通院が必要となり、その度に交通費がかかります。手術当日の交通費や宿泊費は負担されることがありますが、その他の通院時の交通費は自己負担になり、遠方から通う人などは、意外と出費があります。また、遠方から手術を受けた人は、近場の眼科クリニックで定期健診を受けられる場合もあります。レーシック手術を受けた後になって、意外と費用がかさんでしまった、ということにならないように、クリニックに前もって確認をしておきましょう。

レーシッククリニック選びのポイント

レーシックが普及すると共に、レーシックを行っている眼科クリニックや病院が全国各地に増えてきました。クリニックや病院ごとに、医師やスタッフの対応や費用などは異なります。レーシックは安全性が高く、入院もいらない手術ですが、より安全でリスクの少ないレーシックを受けるためには、自分に合った信頼のおけるクリニックを選ぶことは、とても重要です。

クリニック選びのポイントは、まず、医師が経験豊富な眼科専門医であることです。眼科専門医とは、医学部卒業後に最低5年間の眼科の研修を修了し、日本眼科学会による専門医試験に合格した眼科医のことです。また、レーシックは日本眼科学会が認定する眼科専門医が行うことが望ましいとされています。さらに、レーシック手術の経験が豊富な医師であるかどうかも大きなポイントです。医師が十分なインフォームドコンセント(十分な説明の上での同意)をするかどうかも重要なポイントです。レーシックに対してのメリットだけではなく、リスクについても明確に説明してくれ、質問や不安なことに、親切、丁寧、明確に返してくれる医師は信頼もあり、安心できます。

クリニックのホームページなどで、合併症の発生率のデータを見ることができます。合併症の発症率とその内容は必ず確認しましょう。合併症の発症率が高かったり、その内容の原因が執刀医の経験不足などが多い場合は、要注意です。また、合併症が発症した場合のクリニックの対処方法も確認しましょう。クリニックに対して、不信感や不安を感じる場合は、他のクリニックを検討した方が良いでしょう。その他にも、検査は正確に、丁寧に行っているか、医師やスタッフの対応は良いか、敷地内は清潔にしているか、費用が明確であるか、術後のサポート・保証はあるかなど確認する必要があります。

レーシック手術の費用は高額ではありますが、「費用が安いから」というだけで、クリニックを決めてしまうのは危険です。いろいろな角度から、比較検討し、自分が納得のいく、信頼のできるクリニックを選びましょう。

2008年02月15日

レーシッククリニックを決めるまで

今現在、レーシック手術を行っている眼科クリニックや病院はたくさんあります。レーシックは、簡単な手術で痛みもほとんど無く、安全性も高いものですが、手術であることには変わりありません。どのようにして、レーシック手術を行うのか、検査はどのようにするのか、レーシックのメリットやデメリットはあるのかなどの情報を収集し、手術なのだから、リスクもあるということを理解した上で、自分自身がレーシックを受けるかどうかを決める必要があります。安心してレーシック手術を受けるために、手術を受けるクリニックや病院選びも重要です。レーシック手術を行っているクリニックや病院では、ホームページを開設しているところもたくさんあります。クリニックや病院ごとのホームページは、クリニックごとのレーシック手術への取り組みや姿勢を見ることができ、どこで手術を受けるかを決める大切な情報源となります。

各クリニックでは、資料請求ができたり、電話やメールで無料相談をしていますが、実際にクリニックや病院を見学したり、無料説明会に参加し、直接自分の眼で確認することも大切です。無料説明会では、手術を執刀している医師や、レーシック手術を受けた体験者の話を聞くことができますので、積極的に参加してみましょう。また、レーシック手術を受けるためには、事前に適応検査を受けなければなりません。適応検査を受けたところで手術を受けなければならないわけではないので、適応検査を受けたときに、不安なことなどを質問したり、クリニックやスタッフの対応や雰囲気を直接確かめた上で、そこで手術を受けるかどうか検討することもできます。レーシックを受けるには、不安なことや疑問に思うことがある場合は、自分が納得するまで質問し、なによりも、信頼のできるクリニックでレーシック手術を受けることが重要です。

レーシック適応検査

レーシック手術を受けるためには、まず、適応検査を受ける必要があります。クリニックや病院によっては、無料で適応検査を行っているところもあります。適応検査を受けるには、事前に予約をします。ほとんどのクリニックや病院では、適応検査とカウンセリングを同時に行っています。適応検査を受ける場合、「コンタクトレンズ制限」があります。コンタクトレンズを使用すると、一時的に角膜の形状が変化し、正確な数値が測れないので、角膜を元の形に戻す必要があります。クリニックによって期間は少し異なりますが、ソフトレンズの場合は、検査の1週間前から、ハードレンズの場合は3週間前から、コンタクトレンズの使用はできません。

適応検査では、レーシック手術に適応しているか、安全かつ正確に手術を受けることができる眼の状態かなどを判断するために、とても細かい検査を行います。適応検査の所要時間は、約3~4時間かかります。検査内容は、クリニックによって異なる部分はありますが、次の項目を検査します。


●問診
コンタクト使用暦や、病歴など、判断に必要な内容を問診します。

●角膜屈折度・角膜曲率半径測定
近視・遠視・乱視の度合いや角膜のカーブの状態をみる

●視力測定
裸眼時と視力矯正時の視力の測定

●眼圧測定
眼の硬さを測定し、緑内障がないかを確認する

●角膜形状測定
角膜の形や特徴を調べる

●角膜内皮細胞計測
角膜内皮細胞の数の測定

●暗所瞳孔径測定
暗所での瞳孔の大きさの測定


これらの測定を行った後、一度医師の検査を受け、レーシック手術のために、治療が必要な眼疾患がないかどうか確認します。さらに、眼の中を診察しやすくするために、散瞳薬を点眼し、検査を続けます。


●散瞳後屈折度測定
眼に入る光量が調節できない、瞳孔が開いた状態での視力測定

●波面収差測定
ウェーブフロントレーシックを受けるために必要な検査

●角膜厚測定
角膜の厚みの測定

●眼底測定
医師による、眼底の精密な検査


すべての検査や診察の結果から、手術に適応しているかどうかと、どの視力矯正手術式が最適なのか判断されます。

レーシック手術日の注意点

レーシック手術前日までと当日には、いくつかの注意点があります。手術前日までで、注意することは、コンタクト制限があることです。コンタクトを使用することで、角膜の形状が変化しますので、角膜の形状を元に戻すために、ソフトレンズでは手術1週間前から、ハードレンズでは手術3週間前からコンタクトの使用ができません。また、手術の数日前から、角膜に傷が付かないようにアイメイクを控えたり、抗菌の点眼をしたりする場合があります。これらは、クリニックや手術を受ける人の状態によって異なってきます。

手術当日は、化粧や整髪料、香水の使用は、レーザーに影響が出る可能性があるので、できません。また、日焼け止めも使用不可です。女性は、自宅からノーメイクで来院しなければなりません。コンタクトレンズは、当日ももちろん使用できませんので、メガネをかけるようになります。手術後は視力が安定しないので、手術を受ける本人が乗り物を運転することはできません。手術当日の服装にも注意が必要です。ウールなどの毛足が長く、眼球に入る可能性のある洋服や、脱ぎ着するときに、眼を強く閉じる可能性のあるタートルネックの洋服、パーカーなどの首元がもたつく洋服などは、手術には不向きです。体を締め付けない、ゆったりした洋服を着用しましょう。

手術当日に忘れがちなのが、レーシック手術の費用です。手術費用は当日に支払うケースがほとんどですので、忘れないようにします。また、生命保険などで手術給付金がもらえる場合は、保険会社の診断書、未成年で親の同意が必要な場合は、手術同意書を忘れずに持って行きましょう。手術前日まで、当日の注意点はクリニックや病院ごとに異なります。注意点の中には、まもらないと手術を予定日に受けることができなかったり、手術に影響を及ぼす可能性のあるものがありますので、よく確認することが大切です。

レーシック手術前

レーシック手術の前には、術前検査と手術前準備があります。レーシック手術の当日は、受付を済ませた後、最初に手術費用の支払いをすませ、その時に、手術後に必要になる点眼薬や内服薬、保護メガネなどを処方し、手術後は、そのまま帰宅できるというシステムのクリニックもあります。手術前には、術前検査があります。術前検査は、当日の眼の状態を確認したり、事前検査の内容と誤差がないかを確認します。検査の内容はクリニックによって異なりますが、神戸クリニックでは、遠方と近方の視力検査、角膜形状の撮影、近視や遠視、乱視の度数を測定する屈折度数測定などの精密な検査をします。検査と一緒に、手術などの説明が行われます。

レーシック手術を受ける場合、コンタクトレンズ制限があります。だいたい、ソフトレンズの場合は1週間前、ハードレンズの場合は3週間前から使用不可ですが、これは、角膜の形状を元の形に戻すためです。この、コンタクトレンズ制限の期間を守らず、短期間になってしまった場合、当日の手術が受けられない場合がありますので、注意が必要です。

術前検査や説明などの後に、レーシック手術のための、手術前準備をします。品川眼科クリニックの場合、薄暗い部屋に通され、そこで手術前の準備をします。麻酔の点眼をしてから、よく手術でかぶるようなキャップを髪を隠すためにかぶります。同じ日に複数人の手術をするので、人を間違えないように名札を付けます。眼の周りを消毒し、約15分ほどソファーで1人で安静にします。消毒した眼の周りは触れないように注意し、呼ばれるまで、静かに待ちます。

レーシック手術中

手術前の準備が整い、麻酔が効いたら、いよいよレーシック手術です。イントラレーシックの手術は、眼を洗浄し、その後、点眼の麻酔薬で局所麻酔を行います。注射を使用した麻酔は行いません。次に、眼をを開いたままにするため、開瞼器でまぶたを開いて固定します。フラップを作成するために、イントラレースレーザーを角膜に照射します。器械を使ってフラップを作っていたレーシックとは異なり、イントラレーシックでは、フラップをより薄く、正確に作成できるようになりました。

作成したフラップを開き、そこにエキシマレーザーを照射します。緑の光を凝視するように医師から指示されます。この時に、動いてしまうと、乱視が出たりすることがあるので、動かないように注意します。レーザーの照射時間などにより、角膜の屈折力を調整し、矯正を行います。エキシマレーザーの照射時間は、20秒くらいで、人によって異なるようです。

次に、洗浄をします。余分な水分や異物が眼に残らないように洗浄、消毒が行われ、フラップを元の位置に戻します。このとき、大量の洗浄液や消毒液で洗浄や消毒をするので、驚く人もいます。フラップは、レーザーにより、切開面は滑らかで、フラップの縁は直角のため、位置がずれたり、しわになったりしにくい形状になっています。フラップはハケのような医療器具で戻され、形や位置を整えられます。フラップは自然に接着します。レーシック手術はこれで終了し、この後は、フラップが安定するまで、眼を閉じたまま安静にします。

レーシック手術後

レーシック手術が終了後は、15分~30分くらい眼を閉じて安静にし、フラップを安定させます。その後、医師による術後の診察があり、問題がなければ帰宅となります。手術後や手術当日は、視界が不安定になりますので、十分に注意が必要です。人によっては、手術後に痛みや視界がぼやけたりするようですが、処方された薬で痛みはほぼ治まりますし、視界も時間が経つにつれて改善されていきます。手術後注意することには以下のようなことがあります。


●1人での帰宅は可能だが、車の運転はしない。
●可能であれば、同伴者がいると安心。
●入浴や洗顔は禁止。肩から下のシャワーなら可能。
●就寝時は病院から渡された保護用のゴーグルや眼帯を装着する。
●医師の指示通りに点眼薬や内服薬を使用する。


手術後の医師の診察で異常がなければ、すぐに帰宅できますが、眼を保護するために、保護用のメガネを装着して帰宅します。その他にも、フラップは完全に接着されていないので、眼をこすらないようにします。また、テレビ鑑賞やパソコン、読書、夜更かしなどの眼に負担のかかる行為は避け、早く就寝するようにします。手術当日は頻繁に点眼をしなければならないので、少し面倒ですが、確実に治療するため、必ず医師の指示通りに行いましょう。

レーシック手術後のケアと術後検診

レーシック手術後は、ケアが必要になります。手術時に作成された角膜のフラップは、術後1週間くらいは不安定な状態です。眼を強くこすったり、圧力をかけることでフラップがめくれてしまい、感染症などにかかる可能性が出てきます。術後数日間は眼に触れないようにし、外出時や就寝時には異物が入ったり無意識にこすってしまうのを避けるために、保護用のメガネやゴーグルを使用します。

手術後には、いろいろな制限が出てきます。洗顔や洗髪、入浴などは、健診で医師の許可が出れば可能ですが、それまでは、洗顔はタオルで拭く程度、洗髪は美容室でやってもらう、入浴は首から下のシャワーのみとなります。化粧も、アイメイクは1週間から1ヶ月はできません。その他の部分は医師の許可が出ればすることができます。車やバイクの運転は、特に夜は術後の後遺症でライトがまぶしく感じることがありますので、控える必要があり、医師の許可がおりてから運転するようになります。運動についてですが、ジョギングなどの軽い運動は1週間以上から、水泳やスキー、ダイビングなどの激しい運動は1ヶ月以上から可能になります。

また、仕事は翌日から行くことができるようですが、パソコンなどの眼を酷使する仕事や、屋外での仕事の場合は、数日間は休む必要があります。仕事でなくても、読書やパソコン、テレビなどの眼を使う行為は眼が疲れないように控えめにしましょう。手術後のケアや制限は、クリニックや病院ごとに方法や期間が異なります。また、制限の期間は目安となっている場合がほとんどです。医師に相談して、許可が下りてから行うようにします。

レーシック手術後は、定期健診があります。クリニックや病院ごとに回数や間隔は違いますが、翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヵ月後、6ヵ月後、1年後と定期的に健診があり、術後もサポートをしてくれます。レーシックのリスクを増やさないためにも、定期健診は必ず受けましょう。

2008年02月19日

イントラレーシック体験談1

私は、視力が悪くコンタクトレンズの生活をしていました。しかし、ドライアイに悩まされ、仕事中も目薬が手放せないほどでした。視力の低下や眼への負担、使い捨てコンタクトレンズの購入の手間などを考えていた時に、あるタレントが「レーシック」というものをやって、コンタクト生活から開放されたと聞きました。このとき初めて、レーシックの存在を知りました。レーシックについて調べてみると、インターネット検索や本の出版など、たくさんありました。自分の周りでレーシックを体験した人がいないかどうか聞いてみたところ、職場の同じ部署の人がレーシックを体験していました。身近な人でも体験者がいることで、レーシックにさらに興味を持ちました。

レーシックについて調べていくと、手術であることがわかり、多くの専門クリニックで行っているようです。視力が0.1以下の人が1.0以上に回復したり、コンタクトレンズ装着時よりも視界がクリアであるなどメリットがたくさんあるように感じました。クリニックのホームページやクリニックの比較サイトなどもあるので、どこのクリニックがいいか見極めなければ!と思いました。いくつかのクリニックを調べると、費用が安くても20万円近くで、驚きました。各クリニックのホームページには、1万円の割引券があったり、キャンペーンで平日に手術を受けるとさらに1万円引きであったり、事前の検査費用が無料であったり、いろいろな割引きやキャンペーンがあります。もっと安くなるところがあるか、さらに探すと、品川近視クリニックは、紹介割引があり、レーシック手術を受けると15000円もらえる(紹介者には30000円キャッシュバックがあります)そうです。


品川近視クリニックで、イントラレーシックを受ける場合、手術費用は使える割引きをすべて使って、両眼で178000円、適応検査は無料です。価格や内容は月により変動するそうですが、低価格で手術が受けられます。また、手術例もたくさんあり、安心かも。いろいろ調べ、考えた結果、品川近視クリニックでとりあえず、無料の適応検査を受けてみることにしました。適応検査をするために、まずは、クリニックに予約を入れます。予約は、ホームページや電話でできます。予約後、クリニックから電話が来て、適応検査の注意事項や、現在のコンタクトの種類や健康状態、喫煙の有無など聞かれます。私の場合は、検査1週間前からメガネ生活にするように言われました。レーシック手術は、適応検査を受けた人の1割くらいは手術を受けられないそうで、ホームページなどで説明されています。適応検査の結果は3ヶ月は有効なので、その間に受けるかどうか決めるのも良いと思います。

品川近視クリニックでレーシック手術ができるかどうか調べる適応検査を受けました。品川近視クリニックは、最寄り駅が有楽町駅で、適応検査をする場所と、手術と術後検査をする場所が違うところにあり、適応検査を行う場所は、広いフロアを使っていました。多くのスタッフにより流れ作業のように視力検査や眼圧検査など、いくつもの検査を行いました。実際に検査をして感じたことは、検査時間が長いことです。私は、午後1時から検査を開始し、終了したのは午後4時で、3時間かかり、そうとう疲れました。適応検査の結果をふまえ、先生から診断があるのですが、私は一般的なイントラレーシック手術を受けることになりました。イントラレーシックは、術後の痛みも軽く、2日目には普段の生活ができ、3日目には仕事も可能のようです。術後検査は翌日、1週間後、3ヶ月後とあり、東京から距離のある場所に住んでいる私には少し大変です。しかし、手術日の交通費に関しては、遠方交通費の補助があり、領収書があれば補助してくれるそうです。


レーシック手術を受けることで、不安に感じることは、やはり、手術をして今より悪い状態にならないか?です。「他のクリニックだたら違う結果が出ていたのかも」などと後悔しないかも不安でした。仕事をしていますので、限られた休暇の間で完治するのか、術後に普段通りに仕事ができるか、定期検査があるので、クリニックに通うことが負担にならないかなど、重要なポイントです。不安にならないように、徹底的に自分が納得しないと手術は安心して受けられないでしょう。適応検査の結果や不安に思うことを質問したことをふまえ、品川近視クリニックでレーシック手術を受けることを決断しました。品川近視クリニックは、全体的にきれいで清潔感のあるクリニックです。

品川近視クリニックでは担当医はなく、手術前の適性検査の結果やレーシックに向いているかどうかを診てくれた先生、手術当日の術前検査を診る先生、手術をする先生、術後診察をする先生と、すべての先生がばらばらでした。親身になってくれる先生もいれば、流れ作業のような先生もいる感じでした。担当医がないのは不安でしたが、聞きたいことを質問すればきちんと答えてくれる方たちでしたので、品川近視クリニックにしました。レーシック手術を決意した決め手は、やはり、自分の眼のために、今までのコンタクト生活を長く続けるより、裸眼での生活の方が良く、長い期間で見れば、コスト面でもレーシックの方が良いと感じたことです。

しかし、レーシックを行う場所が安心できるところでなければ、受けようとは思いません。手術例が多くあり、質問にも親身になって答えてくれ、安心できる品川近視クリニックを選びました。費用については、気になりましたが、このくらいなら払えるという範囲になったし、個人の医療保険の還付金も出るので、決心できました。手術の種類も日にちも決定し、後は手術のみです。レーシック手術を受ける当日までの注意点は、コンタクトは使用せず、メガネでの生活をする期間があることぐらいです。現在使用しているコンタクトレンズの種類によって期間は異なりますが、私の場合、ソフトレンズだったので、手術の1週間前からでした。メガネでの生活は不便なこともありましたが、コンタクトの毎日のケアが不要になると思うとうれしく、苦になりませんでした。


いよいよレーシック手術の当日です。手術当日は、ノーメイクで来院しなければなりません。日焼け止めもダメだそうです。また、手術費用の支払いは当日なので忘れずに準備します。私は、加入している医療保険で診断書が必要なので、前もって取り寄せた、加入している保険専用の診断書も用意しました。私は、用意したものを持ち、メガネをかけて日焼けを気にしながら、クリニックへ向かいました。品川近視クリニックに到着し、受付を済ませ、始めにしたことは、支払いでした。手術前に支払いを済ませ、手術後はそのまま帰っていいということでした。支払いの後は、術後に使用する大量の目薬と内服薬とUVカットメガネをもらいました。1週間は薬漬けといった感じです。

荷物をロッカーに入れ、待っていると、何人かがまとめて呼ばれ、検査に向かいます。手術前の検査では、視力検査や眼圧等の検査が事前検査の内容と誤差がないか診察しました。また、健康上の意思確認もしました。手術室に入るまでは、検査や説明などで淡々と過ぎて行きましたが、「もうそろそろかな?」という感じがして少し緊張です。次に入った部屋は薄暗く、手術室に入る前の準備をします。麻酔の点眼をして手術でよくかぶるキャップで髪を隠し、人を間違えないように名札を付け、眼の周りを消毒します。約15分くらいはソファーで1人静かにしていると、名前が呼ばれ、いよいよレーシックの手術です。消毒した部分に触れないようにとスタッフからの指示に従い、クリーン室に入りました。クリーン室には、手術着を着た人が数人いて、手術自体初めての私は、よくドラマなどで見る光景に緊張しました。手術台に横になるよう指示され横になると、先生と対面!でも、手術用のキャップとマスクで顔が分かりませんでした。


レーシックの手術は、フラップを作るための部屋とレーザーを当てる部屋があり、フラップを作成後、周りが見えない中、エキシマレーザー室に連れて行かれ、台の上に横になり眼の固定を行います。まず、右眼を固定し眼を閉じないようにします。固定されて動けないので恐怖感があります。次に、局部麻酔の点眼をして、先ほど作成したフラップを開き、レーザーを照射されます。赤と緑の光がある中で緑の光を見ているように指示されて20秒くらいだったと思います。レーザーが照射され、あたりからレーザーで焼かれる匂いがしてきたときは、「自分が焦げている匂い?!」一番の恐怖でした。その後は、フラップを戻して、消毒水を大量にかけられて右眼は終了し、次に左眼も同様に行い、レーシック手術は終了しました。手術自体は短時間で終わり、痛みもそれほど無く、あっという間に終わったという印象です。

手術後は、ひとりごとに布で仕切られたソファーで安静にしていました。眼は閉じていてくださいと言われたので開けられず、今私の眼はどうなっているのか、今後どうなるのかとても不安に感じながら15分くらい静かにしていました。15分後、眼を開けてみて「見えてるかも?!」と好感触。休憩後にソファーのある部屋の中で異常がないか簡単な診察があり、その結果、このまま帰っていいと言われました。眼は麻酔がかかているせいか、ぼーっとしている感じのまま、荷物をロッカーから取って帰りました。


術後の検診は手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヵ月後とあり、検診の度に視力検査と先生による診察があります。術後のケアは、手術をした日は1時間に1回の点眼と食後飲み薬があります。寝るときは、クリニックでもらった、眼を保護するプラスチックのプロテクトをテープで眼にかぶせて寝ます。プロテクトは朝起きたら外し、点眼をします。術後翌日から1週間は起きたとき、朝、昼、夜、就寝前に点眼と食後の飲み薬、痛み止めの点眼と飲み薬が毎日のようにあります。手術後は視野はぼやけた感じでしたが、痛みは思っていたほどではありませんでした。このまま痛みが増して来たらどうしようと思いましたが、麻酔が完全に切れても、激しい痛みはありませんでした。


手術をして翌日、痛みはありませんでした。視界も良好で見えることに感動!起床時は条件反射でメガネを探しましたが「あ!見えてる」と思い、裸眼はすばらしいと思いました。翌日は診察があります。術後しばらくの間は、外出時にサングラスをかけなければならなのと、アイメークが出来ないので、ほぼノーメイクでサングラスをかけて診察に向かいました。手術後2日目は、遠くは見えるのですが、パソコンなどの手元のピントが合いません。術後2・3日は手元に不安を感じ、ピンとも定まらず、手術前の方が良かったのではないかと思うほどでした。今は、手術後3週間くらいになります。手元も周りもコンタクトをしている時以上に見えてきています。視力回復は、個人差や手術内容によっても違いますが、私の場合、0.1なかった視力が今の時点で1.5に回復しています。信じられません!!両目1.5なんて小学生以来かも!

レーシック手術をしてみて、今思い出しても、手術は嫌なものです。しかし、徐々に不安だった手元のピントも合ってきて、痛みもまったく無い今では、コンタクトやメガネのない生活は快適です!未だに朝起きた瞬間や就寝時に「コンタクトケアしなくては!」と頭の片隅で考えてしまいますが、やらなくてもいいと思うと、手術してよかった点の方が多いです。少し前の痛みがあるときは、「この痛みはいつまで続くのだろう?」とか「ぼやけた視界はこのままなのでは・・・」などの不安があったので、やらない方が良かったかもと思うときもありましたが、今では、まだレーシックをやっていない人に勧めても良いくらいに何の不安もなくなりました。

イントラレーシック体験談2

イントラレーシック手術を受ける当日、緊張しながらクリニックに向かいました。クリニックで受付を済ませた後、術後の薬や注意点の説明を受けました。運動制限があり、洗顔や化粧などもできませんでした。手術の前に最終検査&診察があるのですが、角膜の厚さが気になりました。角膜の厚さは、最低でも約250μmないと手術ができないと聞いていましたが、私は大丈夫でした。私の他にも15人くらいの患者さんがいました。点眼麻酔の目薬をさされ、待合室で20分ほど待機。すると、一体何人いるんだ?と思うほど大勢の、オペ着を着た医師や看護師がぞろぞろと手術室に入って行きました。

初めにイントラレーザー室という、角膜を蓋状に切る「フラップ」を作成する部屋へ誘導されました。ドキドキです。点眼麻酔をして、リクライニングチェアみたいな手術台へ。まず、機械が私の右目に降りてきます。光の中央を凝視すると、機械が眼球をキュッと吸引し圧迫します。この時が一番辛かったです。そして、フラップが作成され、視界は白くなり、何も見えなくなりました。眼球を圧迫していたせいなのか、立ち上がると少し気分が悪くなりました。

次は、歩いてエキシマレーザー室へ移動し手術台に横になりました。医師から緑の光の中央を見て絶対に動かないように言われ、開眼器と滅菌布が眼に装着されました。私は緊張のため、手をグーにしすぎて手の関節が痛くなってしまいました。角膜のフラップを、コテのようなものでペロンとめくるのが見えてすぐに見えなくなりました。男性の声で「照射時間21秒です。20…10…3・2・1、照射終了!」。カウントが20からだったけど、本当に21秒照射したの?!と思うほど短く感じました。そんなことを思っていると、今度は左目に。「照射時間20秒です。」同様にカウントされ、レーザー照射は終了したようです。

その後は、フラップをコテで戻され、ペタペタとなでられ、バシャバシャと眼を洗浄&消毒しました。これで手術自体は終了し、また歩いて回復室へ向かいました。15分ほど休憩し、その後に診察。診察時にもらったメガネは嫌だったので、サングラスをかけてタクシーで帰宅しました。手術後は視界はまだもやがかった状態ですが、時間が経つにつれて、以前は見えなかったものがはっきりと見えるようになりました。

イントラレーシック体験談3

私は、メガネとコンタクトレンズとの生活を10年以上続けてきました。視力矯正手術を受けたという友達に紹介してもらい、イントラレーシック手術を受けてきました。手術では、眼球を強く押さえられ、眼にレーザーを当てられます。少し痛みはありましたが、手術は20分程度で終了しました。手術後も2時間くらいは痛みが続きますが、その間にすでに見えていることに感動です。手術当日は、1日10回以上の点眼が必要なので面倒です。術後は、痛みが出たり、視界がもやがかって見えたりしましたが、次の日には無くなり、視界はクリアに見えていました。

今も、視界がもやがかっていたり、明るい光をまぶしく感じたりするハログレア現象が少し出て、気にはなりますが、1週間程度で改善するようなので、様子を見たいと思っています。視力は日を追うごとに改善され、運転もハログレア現象の他は全く支障がありません。イントラレーシック手術をして、現在の私の視力は右が1.5、左が1.2に改善され、手術を受けて本当に良かったと思うことばかりです。「裸眼で見ることができる」というのはすごい驚きで、世界観が変わりました!たまに、メガネの生活が長かったせいか、朝起きて顔を洗うのにメガネを外そうとしたり、メガネがずれていると思って直そうとしたりて、「あ!今はもう必要ないんだ」とはっとすることがあります。今では、眼も慣れてきてさらに裸眼生活を楽しんでいます。

イントラレーシック体験談4

私が、初めてレーシック手術を受けようと思ったきっかけは、阪神大震災の時に、大変な不便を感じたためです。しかし、その当時は、費用も高額でとても手がでるものではありませんでした。確か、50万円以上していたと記憶しています。不便さを感じながらも、あきらめるしかありませんでした。その後、私はレーシックのことなどすっかり忘れて生活していました。1ヶ月ほど前に、偶然にも会社の人達の話題にレーシックが出てきました。よく話を聞いてみると、今ではけっこうメジャーな視力矯正方法で、多くの有名人が受けており実績もある、何より、手術代も手の届く金額になっていて、私は一気に手術をする気になりました!

私は、イントラレーシック手術を受けたのですが、何が感動したかと言うと、朝起きた時に、壁の時計が見えること。もちろん裸眼です。今までは、メガネを手探りで探していたのに、感激です!ただし、手術をしても、眼を酷使する生活を続けると、視力は落ちるので、眼に良いとされるブルーベリーを毎日欠かさず飲んだりして、眼をいたわるようにしています。手術前の私の視力は左右ともに0.03でした。今では両眼1.5の生活です。手術の時は全くといって良いほど痛みはなく、手術後の痛みの方が辛かったです。一時ではあるものの、痛みに耐えた甲斐があり、今は何不自由無い生活に満足しています。

イントラレーシック体験談5

仕事を休んで、レーシック手術を受けられるかどうかの事前検査検査を受けにきました。ド近眼な私は、自分の中ではレーシック手術を受けるのを決めてはいたのですが、まだ事前検査を受けていなかったので、ちゃんとできるのかどうかが不安でした。手術体験談をいろいろな経験者友達から多く聞いていましたが、角膜の厚さが足りなかったり、眼の病気があったということで手術ができなかった人が何人かいました。検査を通らなければ、一代決心した私の脱メガネ計画も台無しです。

事前検査の結果は、私の視力は右が0.03、左が0.04でコンタクトレンズで言うと右が-8.00、左が-7.00。強度近視です。私の角膜の内皮細胞は痛んで少し大きくなってしまっているそうで、ショック。角膜内皮細胞は再生することはなく、長年のコンタクトレンズの着用は原因のひとつだそうです。しかし、角膜の厚みはあったので、矯正度数が両目で1.5くらいを目安に手術は可能であると、先生が言っていました。その代わり、強度近視の人は、手術をしても、視力低下しやすいそうです。とりあえず、レーシック手術を受けることができるので、期待で胸がいっぱいです。

そして、待望の手術ですが、「3・2・1レーザー発射~!」といった感じで、あっという間に終了し面白かったです。今は、やっと文章が書ける程度になりました。視界はまだぼけぼけしている状態で、とれだけ見えてくるのかわからず少し不安です。しかし、裸眼で生活できています。つまり、私の視力は大幅に回復しているのです。これからもどんどん視力が回復して行きそうで、やっぱりイントラレーシック手術を受けてよかったです。

イントラレーシック体験談6

ついにレーシックの手術を受けてきました。レーシック手術というのは、眼に直接レーザーを当てるわけだから、とても怖かったです。感想などいろいろ書きたいことはたくさんありますが、みなさんが、このレーシックという手術を受けた場合、生活への制約がどれほどなのかを書きたいと思います。

手術当日は何もしないで家で安静に横になっていなさいということなのですが、先生には手術後5時間は寝てはいけないと言われました。寝てしまうと眼が乾燥するかららしいです。手術当日の術後は痛みで何も出来ないが、寝るのも出来ないとなると、この痛みに耐えるしかないそうです。手術当日だけに使用する痛み止めの点眼は、量がとても少なく、足りるのかどうか不安です。翌日から使う痛み止めの薬もありますが、効果は当日に使うものと比べ、半分くらいの効果しか期待できなそうです。

手術後の制約でいちばん辛いのは、1週間もお酒を飲めないことです。手術当日は喫煙も禁止。眼に負担のかかる読書やテレビを見る行為もできません。本当は、このようにパソコンを見ることもいけないのですが、自分なりに眼を休めながらやっているので、大丈夫かなと思いながらやっています。眼はまだ見えにくいところがあります。ある程度の期間、運動も制限されるし、女性はメイクにも制限があります。

定期検診はクリニックによって違うようですが、術後翌日、1週間後、1ヵ月後と行かなければなりません。検診は、無料だし、何かあったら嫌なので、しっかりと診てもらいます。しかし、遠方から手術をしに来た人は、遠方交通費補助などがあるようですが、通うのに大変だと思います。レーシック手術による制約は、何日後からこれが出来るとか、目安はあり、一時期のことで一生っていうことではありませんが、多くの制約があるので、体験してみると結構大変です。

エピレーシック体験談1

私はエピレーシックの手術を受けてきました。イントラレーシックを受けるつもりで、適応検査を受けた結果、痛みがあるといわれるエピレーシックになってしまい、不安になりましたが、クリニックのスタッフの温かい励ましの言葉もあり、エピレーシック手術を受けることにしました。手術台に乗るときが一番の恐怖でした。手術中はライトの中央を見るように言われましたが、ほとんど見えませんでした。レーザーは20秒くらい当てられ、痛みはありませんでした。

手術が終わって数秒後、いきなり見えるようになり驚きました!術後30分が経過したころ、麻酔が切れたらしく眼がとても痛い。痛み止めの目薬で何とかなりました。術後1時間には少し眼が乾くような感じはするが、痛みはほとんどなくなりました。視界はうすく濁ったような感じですが、コンタクトレンズを入れているみたいに良く見えます。手術当日は「やってよかった。今のところは。」という感じでした。

そして、今日は翌日検診です。視力検査では手術前0.01だったのが、0.3に!!実際には視界はぼやけてまだまだといった感じですが、確実に良く見えてきているのがわかり、気分も上昇です。エピレーシックはきのうより今日、今日より明日というように日に日に視力が良くなっていくと聞いていたのですが、少し不安になっていると、先生が診察時に、あと2、3日したらまた視力が上がっていくから心配しないようにと言われ、ひと安心しました。

エピレーシックは特に痛みがあるらしいのですが、私の場合、思ったほど痛みは感じませんでした。手術自体はあまり緊張せず受けられましたが、レーザーで削るときの音と、最後にかけられた消毒水の量にびっくりしました。また、手術中は、スタッフの方が手を握ってくれていて、安心できました。今は保護用コンタクトを付けていなくてはならなく、眼に異物感やドライアイが少しあり、気になりますが、順調らしいので良かったです。明日、どのくら見えるようになっているか楽しみです。

エピレーシック体験談2

私は、エピレーシックを受けました。通常、大多数の人がイントラレーシックを受けるそうです。イントラレーシックは、アフターケアが楽みたいで、目薬や飲み薬は短期間でいいらしく、手術を受けた後の診察は翌日と1週間後、3ヵ月後の定期検診を受ければOKなのだそうです。私の場合、角膜が歪んでいるのでイントラレーシックは受けらず、エピレーシックを薦められました。通常の眼は、水晶体の中にきれいに8の字に角膜か何かが写りこむらしいのですが、私の眼の場合、それが下に寄っていて、イントラレーシックを受けても再び乱視になる可能性があるというリスクが大きいそうです。

進められたエピレーシックは、格闘技などの角膜に負担のかかることをやっている人や角膜が薄い人が受けるもので、イントラレーシックと金額も見え方もほぼ同じです。違うことは、アフターケア。エピレーシックはアフターケアが面倒くさいこと、そして個人差はありますが、術後に少し痛みがあるかも、と言うことでした。実際に手術をしてわかりましたが、確かに面倒くさいです。目薬と飲み薬が1週間後検診まで続きました。また、術後半年間は外出時には必ずサングラスかUVカットのメガネを着用しなければなりません。

私が手術をしたのはちょうど夏だったので、このままでは、海もプールも行けない?と思いましたが、サングラスをすれば行っても良いとのことでした。しかし、次の検診で紫外線の影響でレンズが曇ってきていると診断されてしまいました。このまま進行が進むと、視力も落ちてしまうそうです。普通に生活して、外出時には必ずサングラスをかけて、気を使っていたつもりだったのに、すごくショックです。曇りの日にほんの短時間だけサングラスをしなかった時もありましたが、基本的には、曇りでもサングラスはかけていたので、そんなに神経質にならないといけないのかと思いました。これから数ヶ月間は紫外線対策に頑張らなければ!夏の時期のエピレーシックは辛いかもしれません。

レーシック

レーシックとは、近視レーザー手術で、もっともポピュラーな手法です。レーシックの手術方法は、眼に点眼麻酔をした後、マイクロケラトームという医療器具を使い、角膜の表面にフラップというフタを作ります。フラップをめくったところにエキシマレーザーを照射し、屈折の矯正をします。その後、眼を洗浄・消毒し、フラップを元の位置に戻します。フラップは自然に密着します。マイクロケラトームは、角膜表面を削る医療器具で、角膜に直接器具を当て、カンナのように角膜表面を削ります。

レーシックは、手術時間が10~20分と短時間で終わり、入院は不要、日帰りで手術ができます。手術中は点眼麻酔をしますし、フラップがあるため、レーザーを照射した部分がむき出しになることがなく、手術後も痛みはほとんどありません。また、視力の回復も、早い人では手術直後から回復し、数日で視界が安定します。

術後の感染症や合併症の危険がほとんどなく、安全な手術と言われますが、すべての人が受けられるわけではありません。強度の近視やドライアイの人、事前検査でなにか異常があった場合などはレーシックを受けることはできません。また、比較的新しい技術なので、将来的にどのようになるかははっきりとはわかりません。また、レーシックの手術後は、生活する上でのいろいろな制限があったり、一時的ではありますが、合併症が出る場合もあります。ほとんどの合併症はきちんと対処すれば治ります。

イントラレーシック

イントラレーシックは、レーシックに継ぐ最先端の視力回復手術です。イントラレーシックの手術方法は、ほとんどはレーシックと同じですが、フラップの作成方法が異なります。フラップを作成するとき、レーシックではマイクロケラトームを使用しましたが、イントラレーシックの場合は、その代わりにイントラレースという高精度の医療レーザーを使用します。フラップの作成は、コンピューター制御で行われ、フラップの大きさや厚さなど細かく設定でき、角膜に傷が付くこともありません。また、レーザーでフラップを作るので、角膜に直接器具が触れることがなく、より安全で正確です。イントラレースで作られたフラップは、切開面が滑らかで、縁が直角なので、ズレやシワができにくく、均一な厚さなので角膜の強度が保たれます。

イントラレーシックの欠点としては、フラップを作る時間が長めであること、手術後のフラップの接着に時間がかかることがあります。また、レーザーを当てることで、細胞がガン化するのではなどというイントラレーシック特有の合併症があるのではという指摘もあります。しかし、レーシックよりも矯正精度が高いことから、レーシックでは対応できなかった形状が変形している角膜にも手術をすることが可能となりました。さらに、レーシックと比べ、ドライアイや夜間に光がぼやけてしまうハロ現象などの合併症の確率が低いといわれています。イントラレーシックは、レーシックに比べ、実施している医院は少ないですが、イントラレーシックを売りにしている医院も増えてきています。

エピレーシック

エピレーシックとは、レーシックが不適切と診断された人にも対応している手術です。エピレーシックの手術方法は、ほとんどレーシックと同じです。フラップ作成時に、エピケラトームという専用の医療器具を使います。エピケラトームは、切るというよりは、角膜上皮とボーマン膜との間で上皮を剥がし、再生・回復しやすい角膜上皮の細胞を多く残し、角膜上皮のみの薄いフラップを作ることができます。その結果、眼球強度がレーシックよりあり、格闘家やボクサーなどの激しい運動をする人に向いているといえます。また、フラップを薄く作成できるため、角膜の厚みを十分に残すことができ、角膜が薄い人や強度の近視でレーシックが不適切と診断された人にも手術ができます。

エピレーシックでは、レーシックよりもさらに薄いフラップを角膜上皮に作成します。角膜上皮細胞は新陳代謝により新しく生まれ変わり、最終的には、フラップ自体が消失します。強い衝撃を受けても、フラップがないので、フラップがずれてしまうという心配がありません。また、手術にアルコールを使用しないため、アルコールを使うことによって起こる正確性の低下などのリスクの心配がありません。視力の回復時間はレーシックと比べると遅く、個人差はありますが、術後4~1週間ほどかかります。また、フラップが薄いので、保護するために、手術後は保護用のコンタクトレンズを数日間使用する必要があります。それに伴い、レーシックよりは、長い期間の制限が出てきます。

ウェーブフロントレーシック

ウェーブフロントレーシックは、ひとりひとり異なる高次収差を専用の機器で解析し、エキシマレーザーを照射して屈折矯正するオーダーメイド的なレーシック手術です。収差とは、光の波長や光線がレンズを通過する角度や位置で光の束の焦点が微妙にずれる現象のことを言い、人間の眼には、その人特有の歪みなどがあります。ウェーブフロントレーシックは、眼球の凹凸情報や不正乱視の細かな解析情報をデータ化することで、見え方の質の向上が期待できます。

ウェーブフロントレーシックは、まず、ウェーブフロントアナライザーという機器で高次収差などの視覚情報を解析します。その解析結果をもとに、手術時のレーザー照射のパターンを決定します。プレビューレンズという専用レンズの作成ができ、術前に術後視力を体験・シュミレーションし、見え方を細かく確認した後、手術を行います。

ウェーブフロントレーシックは、オーダーメイド的な手術なので、費用や時間はレーシックよりかかってしまうのが欠点です。また、フラップや加齢の影響で、予測通りの効果が出ない可能性があったり、検査の1ヶ月くらい前からコンタクトレンズの使用ができないようです。レーシックやイントラレーシック、ラセック、エピレーシックなどの他のレーシック手術と組み合わせることにより、さらに効果が増大する可能性があります。ウェーブフロントレーシックを受けたい場合は、専用の検査があるので、術前に受ける必要があります。

ラセック

ラセックは、レーシックの応用技術で、アルコールを使用して薄いフラップを作る手術です。ラセックの手術方法は、麻酔点眼をした後、専用の医療器具で角膜上皮にマーキングし、アルコールで30秒ほど浸し、角膜上皮をやわらかくします。洗浄液でアルコールを流し、ふやけた角膜上皮を持ち上げ、非常に薄いフラップを作成します。フラップをめくり、エキシマレーザーを照射し、屈折矯正を行います。最後にフラップをマーキングに従い元の位置に戻し、洗浄・消毒し、最後に保護用コンタクトレンズを装着します。

ラセックは、レーシックとは異なり、フラップの作成はアルコールで角膜をふやかすことで作ります。作成されたフラップは非常に薄く、そのため角膜上皮の再生能力が高く、格闘家などの激しい運動をする人に向いていることから、エピレーシックにも似ている手術です。エピレーシックと同様に、フラップが薄いため、角膜の厚みを十分に残すことができ、レーシックでは不適切だった角膜の厚さが足りなかったり、強度の近視の場合でも手術が可能になりました。

ラセックはアルコールを使用するので、アルコールによる角膜や結膜の障害が考えられることや、手術後の痛みがあること、術後数日間は視力が安定しないなどから、手術を受ける人の眼の状態により、ラセックをすすめる場合もありますが、最新のエピレーシックをすすめるケースがほとんどのようです。

フェイキックIOL

フェイキックIOLは、白内障手術を応用した視力回復手術です。白内障手術では、白濁した水晶体を取り除きますが、フェイキックIOLでは水晶体をそのままにし、眼内レンズを挿入する手術です。永久コンタクトレンズと呼ばれ、角膜と虹彩の間に人工のレンズを挿入し、近視や遠視を矯正します。フェイキックIOLは、角膜の厚さや近視の度数などは関係なく手術ができるので、角膜が薄い人や強度の近視により、レーシック手術が不適切だった人も手術ができます。

フェイキックIOLの手術方法は、眼の麻酔をかけた後、術後の眼圧上昇を防ぐために、前もってレーザーで虹彩に穴を開けます。白目部分から切開し、レンズを挿入し、虹彩に固定します。最後に切開部分を縫合して終了です。眼内に入れたレンズは、メンテナンスは不要で、定期的にレンズを交換することなども必要ありません。いちばんのメリットは、万が一、手術後に眼に異常が出ても、レンズを取り出せば、元に戻すことができる点です。

フェイキックIOLの欠点は、新しい技術なので、症例数が少なく、長期的なリスクについての情報が少ないこと、国内で実施している医院が少ないことです。また、レーシックなどに比べて、費用が高いことや、視力の安定に時間がかかるため、両目同時に手術ができないことなどが問題としてあげられますが、フェイキックIOLは、永久コンタクトレンズとして、メディアにも取り上げられるようになった、注目の矯正法なのです。

角膜内リング

角膜内リングとは、角膜に半円のリング状のプレートを2つ挿入することで、視力を矯正する手術です。プレートが元に戻ろうとする力を利用して、近視を矯正します。角膜内リングは、もともと、軽度の近視を矯正するために開発されたのですが、角膜内リングだけは、矯正が十分ではなく、レーシックと比較すると、矯正精度も高くはないので、今では近視矯正より、円錐角膜の治療として行われているのがほとんどです。円錐角膜とは、角膜が、徐々に前方へ円錐状に突出し、視力が低下する病気です。角膜が薄くなることで突出し、近視や不正乱視の原因にもなります。初期の円錐角膜は自覚症状はなく、検査をして発見されることが多いようです。

症状が進行すると、コンタクトレンズなどでは十分に視力の矯正ができなくなり、さらに進行すると、角膜が混濁し、角膜移植が必要となってしまう場合もあります。円錐角膜の場合の視力矯正はハードコンタクトレンズによるものが一般的ですが、コンタクトをつけると痛みがあり、つけることができない場合もあります。円錐角膜の治療として角膜内リングを使用すると、円錐角膜の突出が平らになり、ソフトコンタクトレンズの装用やメガネでの視力矯正が可能となります。

視力の回復はレーシックのように手術直後から回復するわけではなく、挿入した角膜内リングによって角膜の形状が少しずつ変化するため、少しずつ回復していきます。角膜内リングは、円錐角膜の進行を遅らせる有効な手段でもあります。角膜内リングの手術方法は、点眼麻酔後、角膜内に専用の器具やレーザーでトンネルを作成し、そこに半円弧状のリングを2つ挿入します。万が一問題が起こっても、リングを取り除けば眼を元に戻すことができます。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは、特殊なハードコンタクトレンズを、夜間寝るときに装着することで、昼間は裸眼で生活できるようになる治療方法です。レーシックとなどの手術ではないので、角膜を切開したりする必要がありません。オルケソラトロジーでは、特殊なハードコンタクトレンズをつけることで、焦点が合っていない近視の状態を、角膜の形状を変えて焦点を網膜に合っている状態に矯正します。しかし、角膜は元の形状に戻ろうとする性質があるので、昼間を裸眼で過ごす代わりに、夜間はコンタクトレンズを装用して寝る必要があります。

レーシック手術は、近視が進行している間や未成年は受けることができませんが、オルケソラトロジーは若い年齢ほど効果があると考えられており、小学生から治療が可能です。また、近視の進行の予防にも有効で、仮性近視や近視が進行中の子どもには特に有効と言われています。オルケソラトロジーのリスクはハードコンタクトレンズと同じですが、就寝中に着けるレンズなので、異物感が少なくなり、花粉症などのために日中のコンタクトレンズ使用ができない人には有効です。

また、日中は裸眼で生活ができるので、水泳やダイビング、激しいスポーツなど、コンタクトレンズやメガネを付けたままでは、不向きだったスポーツも可能になります。オルケソラトロジーの効果には個人差がありますが、視力が安定してくると、毎晩コンタクトレンズを着けなくても、2~3日に1度の装用で視力が維持できる場合もあります。

視力回復トレーニング

視力回復トレーニングは、眼の水晶体を動かしている毛様体筋を鍛え、焦点を合わせられるようにする視力回復方法です。眼が物を見る構造は、眼の角膜が光を屈折させ、虹彩で光量を調節し、水晶体でさらに光を屈折させ、網膜上で焦点が合うことで物をはっきりと見ることができる仕組みになっています。水晶体は網膜上で焦点が合うように大きさを変えて調節します。視力の低下は、水晶体がうまく大きさを変えることができず、その結果網膜上で焦点が合わず、ピントがずれている状態になっています。

視力回復トレーニングは、視力回復訓練センターに通ったり、視力回復のために機材を購入したり、自宅で自分でトレーニングをしたり、方法はさまざまです。また、現在はインターネットの普及に伴い、インターネットを使って、トレーニングができるようになりました。視力回復のトレーニングは、毛様体筋を鍛えるために、毛様体筋を積極的に動かしたり、眼の筋肉の緊張をほぐすために、「交互に遠いところと近いところを繰り返し見る」、「眼球を上下左右に動かす」、「虹彩を鍛えるために、明るさと暗さを交互に眼に感じさせる」などのトレーニングを中心に行います。このようなトレーニングは昔から行われており、視力回復に非常に効果があると言われています。

自宅でも訓練センターでも基本的にトレーニング内容は同じですが、自宅で行う場合、自分だけなので、長く続かないという欠点があります。訓練センターに通う場合は、高額のお金を払いますし、アドバイスをしてくれる人もいますので、真剣にトレーニングに取り組むことが期待できます。視力回復トレーニングは長く続けることが大切です。

近視

近視は、別名「近眼」とも呼ばれ、眼球の中に入ってきた光の焦点が網膜よりも手前で結ばれてしまう状態のことを言います。焦点が網膜の手前で結ばれることで、網膜にはぼやけた像が写り、遠くがはっきりと見えません。角膜と水晶体による光の屈折力が強すぎるため、光が網膜に届く前に焦点を結んでしまうことが原因です。近視には、いくつかの種類があり、軸性近視、屈折性近視、仮性近視・真性近視などがあります。


●軸性近視
軸性近視は多くの原因が遺伝とされています。角膜から網膜までの距離を眼軸と言いますが、その眼軸が通常の人よりも長い場合、屈折が正常なのに網膜で像の焦点が合わない状態を言います。軸性近視は、近視の中でも少ない方ですが、強度の近視の人が多く、眼軸が長いために網膜はく離が起こる可能性が高いと言われています。

●屈折性近視
屈折性近視は、後天的原因のもので、近視のほとんどの人がこのタイプになります。屈折の以上により、屈折力が強すぎるため、網膜の手前で焦点が結ばれてしまう状態です。近くのものばかりを見ていることで、毛様体の筋肉が衰え、水晶体の厚さ調節能力が低くなり、遠くのものが見えにくくなってしまいます。

●仮性近視
仮性近視とは、一時的に近くを見てばかりの状態を続けたことで、急に視力が落ちてしまうことで、遠くを見る生活に環境を変えれば、再び元の視力に戻る状態です。主に子どもの場合に問題になる症状です。眼球は体の成長と共に眼軸が長くなります。


子どもの眼は眼軸が短いので、遠視傾向にありますが、成長し眼軸が長くなることで、一時的に近視傾向になります。仮性近視のときに、真性近視と思い、メガネなどで視力矯正をしてしまうと、そのまま視力が低下してしまいますので、注意が必要です。

遠視

遠視とは、眼の中に入ってきた光の焦点が、網膜の後ろで結ばれる状態を言います。遠視という名前から、遠くはよく見えるように思われがちですが、この症状がひどい場合は、近くも遠くも見えにくい状態で、常に過剰なピント調節をする必要があり、眼が疲れやすく視力障害や眼精疲労を起こしやすくなります。遠視は、視力検査などでは良い結果が出るために、気付きにくい症状です。遠視にも種類があり、軸性遠視と屈折性遠視があります。


●軸性遠視
軸性遠視は、眼軸が通常より短いために、屈折には異常がなくても、焦点が網膜の後方で結ばれてしまう状態です。眼軸が短い幼児期の子どもは、軸性遠視の状態であることが多いのですが、成長と共に眼軸が伸びていき、ほとんどは軸性遠視は解消されます。しかし、重度の遠視の子どもを矯正しないでおくと、弱視の原因になりますので、注意が必要です。

●屈折性遠視
屈折性遠視は、角膜や水晶体による屈折の力が弱いため、光は届いているが、焦点が網膜の後方で結ばれてしまう状態です。強度の遠視の場合、遠くも近くもよく見えないので、近視よりも注意が必要です。


また、ほとんどの遠視の場合、毛様体が近視の状態のように凝り固まっていないので、視力が急に低下することはありません。しかし、近くのものを見続けると疲れやすいのが特徴です。

乱視

乱視は、眼の屈折異常のひとつで、角膜や水晶体が歪んでしまうことで光の屈折がずれてしまい、焦点が合わない状態のことを言います。角膜の表面は通常、球形をしていますが、乱視の状態の場合、楕円形や凸凹に歪んだりしています。角膜の形状異常により、屈折が強いところと弱いところができてしまい、屈折率が均一でないため、光の焦点が1ヶ所に定まらず、物がぼやけたり、二重三重に見える状態になってしまいます。乱視は、正乱視と不正乱視に分けられます。


●正乱視
正乱視はさらに直乱視、倒乱視、斜乱視に分けられます。直乱視は、角膜が縦に歪んでいる状態です。倒乱視は、角膜が横に歪んでいる状態、斜乱視は、角膜が斜めに歪んでいる状態を言います。正乱視は眼に入ってきた光の焦点が、2ケ所で結ばれる乱視のことです。乱視のほとんどはこの、正乱視に分類されます。

●不正乱視
不正乱視は、角膜の表面が凸凹になっている状態を言い、眼の中に入ってきた光の焦点が結ばれない乱視のことです。角膜の異常が原因で発生することが多いようです。


乱視の状態では、ピントが合うところがないため、物がだぶって見えたり、多重に見えてしまったり、近視や遠視以上に眼が疲れることが多く、眼精疲労の原因になる場合もあります。軽い乱視の場合は、メガネで矯正が可能です。乱視が強い場合は、メガネでは矯正しきれないため、ハードコンタクトレンズを使用します。現在では、乱視用のソフトコンタクトレンズも販売されており、また、近視手術で治すことも可能になりました。

老眼

老眼は医学用語で老視と言われます。老視は病気ではなく、眼の老化現象の一種で、眼の機能が低下し、眼のピントが合う範囲が狭くなってしまう現象です。老眼は、水晶体の厚みを変化させる毛様体の筋力が弱まり、水晶体自体もかたくなってしまいます。その結果、ピントの合う範囲が小さくなってしまったり、ピントが1ヶ所に固定されてしまい、近くにピントが合わなくなってしまいます。老眼と遠視は同じと思われがちですが、全く違うものです。焦点が網膜の後方にあるということは同じですが、原因が異なり、遠視は眼の構造、老眼は眼の機能低下によるものです。

老眼は40代前後から進行していきます。老眼鏡を使用すると、老眼が進行するといわれますが、体が老化するとともに、眼も老化し、誰にでも起こる生理現象で、老眼鏡をつけなければ進行が遅くなるものではありません。歳を取ると、シワが増えたり、肌のハリがなくなってきたりするのと同じで、避けることのできないことです。老眼が進行しているのに、無理をして老眼鏡をかけないでいると、頭痛や肩こりなどの症状が出る場合があります。老眼を進行させないために、老眼鏡をかける必要があります。

老眼の矯正は、老眼鏡の使用が一般的ですが、老眼治療を行っている眼科もあります。老眼治療とは、伝導性角膜形成術と呼ばれるもので、略称CKと呼ばれます。手術時間が約3分という短時間で、日帰りでできる治療です。角膜にラジオ波をあて、角膜のコラーゲン組織の一部を収縮させ、角膜のカーブを変えることで、近くを見えやすくするものです。人間は、遠くを見るときは利き目を、近くを見るときは利き目の反対の眼を使います。老眼治療CKは、利き目と反対の眼に行うことで、遠近共に見える状態になるといわれています。レーシックと同様に、リスクや条件がありますので、受ける場合は、確認が必要です。

白内障

白内障とは、眼の中にある水晶体が水晶体内のタンパクの変性により、白く濁った状態のことです。別名「しろそこひ」とも呼ばれています。水晶体の濁りは、ゆっくりと進行していきますが、一度濁ってしまった水晶体は、元に戻ることはありません。白内障の目薬がありますが、これは、白内障の進行を遅らせる効果があるだけで、白内障自体を治すものではありません。白内障が進行すると、症状は、眼がかすむ、視力が低下する、霧がかかったように見える、二重三重に見える、外の光がまぶしく感じるなどがあります。

白内障を治す方法は、今のところ手術しかありません。現在行われている白内障の手術は「水晶体超音波乳化吸収術」および、「眼内レンズ挿入術」といいます。手術方法は、点眼麻酔後に、濁った水晶体を超音波で砕きながら吸い取ります。このままでは、レンズがなく、ピントが合わない状態なので、人工の眼内レンズを入れます。眼内レンズは、水晶体のように厚みを変えて焦点を変えることはできず、老眼のような状態になります。よって、裸眼での生活は難しく、老眼鏡などでフォローしていく必要があります。

白内障は、老人性白内障が最も多く、眼の老化により発症するものです。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上ではほぼ100%の人が白内障を発症しています。その他にも、放射線や赤外線照射、ステロイド剤などの副作用、遺伝、ブドウ膜炎などの眼の疾患による続発性白内障や、糖尿病や栄養失調、アトピー性皮膚炎、外傷が原因であるものがあります。また、子どもや新生児に生まれつきで水晶体が混濁している先天性白内障もあります。

緑内障

緑内障とは、別名「あおそこひ」とも呼ばれ、眼圧が高くなる病気です。人間の眼の中には、房水という液体が循環しており、眼の中の器官に栄養供給する役目をしています。眼球は、正常な代謝を維持するために、眼圧を一定に保っています。一定量の房水を作り、一定量流し出すというバランスに障害が生じると、房水が眼球に溜まってしまい、眼圧が高くなります。眼圧が原因で神経や血流に影響をおよぼし、視神経が徐々に死んでしまいます。死んだ視神経は元に戻ることはなく、緑内障は進行すると最終的に失明します。緑内障は大きく分けて、慢性の開放隅角緑内障と急性の閉塞隅角緑内障があります。


●開放隅角緑内障
開放隅角緑内障は、自覚症状はほとんどありません。人は、両目で物を見ているので、片眼の視野がかけていても、気付かない場合が多く、自分でも気付かないうちに発病している場合があります。進行は少しずつ、何年もかけて進行していきます。症状は、眼が疲れやすい、眼が時々かすむ、視野が狭くなる、夜間など光のまわりに色の付いた輪が見えるなどで、これらの症状がある場合は、眼科の診察を受ける必要があります。

●閉塞隅角緑内障
閉塞隅角緑内障は、突然、視力が低下し眼が痛くなったり、充血、頭痛、気分が悪くなって嘔吐するなどの症状が発作的に起こります。軽い発作を繰り返すことがあり、また、大きな発作の場合、1~2日で失明してしまう場合もあります。大きな発作の時は、早く治療を受けないと、神経などに悪影響を与え、失明してしまうこともありますが、腹痛や吐き気、嘔吐の症状が出ている場合、内科の病気と間違われることがあり、注意が必要です。


緑内障の治療は、進行を止めるために、眼圧を正常値に下げる必要があります。そのために、点眼薬や内服薬、手術などの治療があります。点眼薬や内服薬には副作用があります。手術は、薬で眼圧を調整できない場合などに行い、房水の出口を新たに作ります。治療方法は、症状や種類によって使い分けされますので、医師の指示に従って治療を行う必要があります。

ドライアイ

ドライアイとは、涙の量が減少したり、涙の成分が変化し、眼が乾燥し、角膜や結膜に障害が起こる病気です。涙は主涙腺でつくられ、瞬きをする度に一定の涙が眼球に送られ、眼の表面の潤いを保ちます。涙の働きには、次のようなものがあります。

・眼の表面を乾燥から防ぐ
・角膜に酸素や栄養を送る
・菌の進入や感染の防止
・眼が鮮明に像を結べるように、角膜の表面を滑らかに保つ
・ゴミや埃などの異物を洗い流す

ドライアイの原因はさまざまで、パソコンや読書、細かい作業などで眼を酷使していると、瞬きの回数が減少し、眼が乾いてしまい、これは原因の1つです。

この他にも、
・夜更かし、高齢である…涙の質の低下、涙液量の減少
・乾燥した環境にいる…涙の蒸発
・眼が大きい…涙が蒸発しやすい
・コンタクトレンズの常用
などがあげられます。

ドライアイの症状は、眼が疲れやすい、重い、充血する、ゴロゴロする、乾くなど不快な症状で、日常生活に支障が出てきます。また、通常、眼の表面は瞬きなどで涙を運び、潤いを保っていますが、涙の量や瞬き回数が減少すると、角膜上にドライスポットという乾燥した部分が出てきます。涙の質が低下したり、涙が必要以上に蒸発してしまうと、瞬きをしてもドライスポットは残ったままとなり、「眼が乾く」という不快な状態になります。

ドライアイの治療は、症状や状態によって異なります。一般的に、軽度のドライアイの場合、成分が涙と似ている人工涙液の目薬を使い、少なくなった涙を補充するような治療になります。人工涙液の種類はたくさんあり、症状や状態によって、その人にあったものを処方していきます。また、重度のドライアイの場合、涙を眼の表面にとどめるために、涙の排水口を閉じることもあります。

眼精疲労

眼精疲労とは、眼のかすみや頭痛などの疲れ眼の状態が、休憩や睡眠を取っても回復しないで続く、または、回復してもまたすぐに症状が現れる場合を言います。眼精疲労の症状は、眼の疲れや充血、かすみ、痛み、視力の低下などの眼の症状の他に、肩こり、頭痛、胃痛、食欲不振などが起こることもあり、さらに、進行すると、イライラしたり、寝付けないなど、肉体面や精神面に悪影響が及ぶこともあります。

眼精疲労になると、眼の奥が痛い、眼を開けているのが辛い、瞼が痙攣するなどの諸症状が出始め、ひどくなると、頭痛や肩こり、さらに進行すると、イライラや不眠、全身倦怠感から軽度のうつの症状になることもあります。眼精疲労の原因としては、まず、コンタクトレンズやメガネの度数が合っていなかったり、近視や遠視、乱視の状態の場合、無理にピントを合わせようとし、眼に負担がかかります。

また、パソコンやテレビを長時間見続けたり、暗いところでテレビを見たり、電車やバスなどの振動がある場所で読書をしたり、コンタクトレンズを長時間着けている場合も、眼に負担がかかっています。その他にも、過労や睡眠不足、ストレスなどの精神的な要因が原因で眼精疲労を引き起こしている場合もあります。眼精疲労を完全に治す治療方法はありません。しかし、定期的に眼を休めるように心がけたり、部屋を乾燥させないようにしたり、眼の疲労を取るようなマッサージをしたり、人工涙液の点眼をすることで症状の軽減はできます。